臨時、中東情勢の一面  ハマスのトンネル

臨時、中東情勢の一面  ハマスのトンネル

 

本日のワシントンポスト紙で、ハマスの地下トンネルに関し、詳細情報が記載されていたので紹介する。(各国情報部から得た、匿名情報の集約)

  • トンネルは数百マイルに延長され、一つの地下トンネルのさらにその下に別の地下トンネルが構築されるなど、複雑な迷路になっており、かなりの部分はイスラエルによって破壊されたが、まだ一部は残存しているし、絶えず再構築されている。
  • 当初の予想では、彼らが使用する兵器の大部分は、イランから持ち込まれていると思われていたが、それは2割程度に過ぎず、その大部分は同地下トンネルの工場で生産されていた。
  • それら兵器は、小型であり、部品も日常的に比較的容易に入手できる民需品であり、爆薬も農業肥料用原料から製造出来るものであった。又、それらを製造する工場は小規模工場であった。
  • その入手方法も、当初は、Rafah市からエジプトに通じるトンネルを抜けて運ばれたと推測されていたが、実際には、民需品として、イスラエルの検閲を抜け、地上から搬入されていた。
  • 今後もこのトンネルを通じてハマスの反抗攻撃は継続されるであろう。
  • その資金は、一部支援国からの送金であるが、多くガザ市民の税金として、徴収し、一部は行政、福祉に流用、一部が軍事目的に充当してきた。ガザ市民は国連から援助資金を受領、一部は人道的目的のための国際的援助機関から、援助を受けている。

 

                       (くいちろう)